担当スタッフ 間彦 元気(まひこげんき)
概要
築35年のツーバイフォーの家は、過去に2回塗装をおこなっていたそうです。 今回が3回目となる塗装。 スレート屋根の塗装と、破風板・雨樋の塗装をメインにご紹介していきます。
施工内容 | 屋根塗装 屋根補修 破風板塗装 雨樋塗装 |
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使用材料 | サーモテックシーラー スーパーシャネツサーモSi サーモテックメタルプライマー マックスシールド1500Si-JY |
施工期間 | 約4週間(全工程) |
工事のきっかけ
かすみがうら市で築35年の家にお住まいのお客様、過去に2回塗装をおこない、外壁の劣化が気になりお問い合わせをいただきました。
かすみがうら市のお客様からお問い合わせをいただき、営業担当の間彦がお伺いをいたしました!
現地にお伺いしたのは12月初旬、最高気温10℃前後の曇り空の日です。
かすみがうら市築35年の家の屋根は、スレート屋根でした。
塗装は過去2回おこなっていて、今回おこなう塗装が3回目となります。
全体的に色褪せており、白っぽくなっています。
塗装した直後はもっと色が濃かったようですが、今は薄い灰色ですね。
高所カメラで近くを見ていきます。
ちかくでみると、特に瓦の端部が劣化していることがわかります。
黒っぽい汚れはカビのようにも見えます。
さらに近づいてみると、スレート屋根の縦ラインの模様に沿って汚れがついていることがわかります。
土埃とコケとカビでこのような汚れが出来ています。
下屋根も主屋根同様に、色褪せて劣化しています。
特に日当たりが悪い部分は汚れが著しいですね。
破風板は塗膜が剥がれ、雨樋は真っ黒になっています。
高圧洗浄で汚れを落とすと、部材本来の色が見えてくるでしょう。
軒天は外壁と同じモルタルのリシン吹き付け仕上げでした。
主だった黒カビなどの汚れは見受けられませんが、塗膜の劣化は確認できます。
軒天の下、外壁についている装飾のための帯板も塗膜の劣化がみられました。
こちらは外壁塗装の施工事例で、塗装の様子をご紹介します。
塗膜が劣化してボロボロに剥がれています。
こちらは軒天ではなく、出窓の裏側です。
霞美装では、屋根や外壁だけではなく、普段目につかないような細かな箇所まで調査をおこないます。
雨樋も塗装が劣化して、中程の色が変わっていますね。
特に色褪せがあった雨樋です。
雨樋を支える金具にもサビがみられます。
ベランダの様子も確認していきます。
人工芝のシートを敷かれていて、今すぐ塗装が必要な劣化はみられませんでした。
写真左側は、高所カメラを持ち上げている担当です!
霞美装では現地調査が終わったら、撮影した写真も反映させた「調査報告書」をお作りしています。
「ご提案書」も複数パターンご用意して、お客様のご要望にあったものをお選びいただけるようにしております。
こんなふうにしたい、予算はこれくらい、などありましたら、お気軽にお聞かせください!
ご契約をいただいたら、どんな塗装をしていくのか決めていきます。
霞美装ではカラーシミュレーションをおこない、イメージをつかみやすいようにしています。
今回の塗装では冒険してみたい、などありましたら、お気軽にお話くださいね。
かすみがうら市でおこなう屋根塗装、足場を建てて施工開始です。
施工は夏におこないました。
足場は塗装に適した足場を建ててくれる、足場屋さんにお願いしています。
足場を建てるのにもこんなふうに図面を書いて計算していくんですよ。
かすみがうら市、築35年のスレート屋根です。
今回で3回目の塗装、まずは蓄積した汚れを落としていく作業からはじめていきます。
水が流れて乾いていないような汚れでしたが、高圧洗浄で綺麗に洗い流されていきました。
汚れがあると、塗膜の中に汚れが混ざってしまい、屋根を守る塗膜がつくれなくなってしまいます。
高圧洗浄で汚れを落とし、塗膜不良のない、建物を守ると膜を作っていきます。
かすみがうら市の屋根塗装、高圧洗浄が終わったら、スレート屋根には欠かせない縁切り作業をおこないます。
縁切りとは、古くは屋根の「縁(ふち)」を切ることでした。
スレート屋根の瓦は薄いため、塗装をすると、塗膜でスレート屋根の縁が塞がれてしまいます。
ここは雨水の逃げ道となるため、塞がれてしまうと雨漏りが起こります。
実際に他社で屋根塗装をおこなったところ、縁切りがおこなわれずに雨漏りが発生したお客様より、ご相談を頂いたことがあります。
スレート屋根の屋根塗装をする際、お見積りに縁切りが入っているか確認をしたほうがいいですね。
スレート屋根の縁切りは、塗膜をカットする方法ではなく、タスペーサーという道具を使っておこないます。
瓦の隙間にタスペーサーを入れて、塗装をしても雨水の逃げ道が塞がれない、充分な隙間を確保していきます。
スレート屋根の瓦は横長です。
長い一枚の板に1つのタスペーサーでは充分な隙間が得られないため、2つのタスペーサーを使っています。
スレート屋根には瓦の割れがありました。
劣化しているスレート屋根は、物があたったり踏むだけでも割れることがあります。
割れた瓦は不足がないか確認をして、補修をしていきます。
シーリングでつなぎ、成形をして整えていきます。
これで屋根塗装まえの準備は完了です。
かすみがうら市、築35年の傷んだスレート屋根に塗装をしていきます!
塗装前のスレート屋根です。
左は塗料缶ですね。
傷んだスレート屋根に染み込むように、下塗り塗料を塗っていきます。
塗料は塗装が始まる前に、図面から計算して出した量をすべて使用していきます。
かすみがうら市、築35年で今回が3回目の塗装となるスレート屋根、痛みが激しかったので、下塗りは2回おこないました。
下塗りに使用したのは「サーモテックシーラー」です。
遮熱効果と下地調整機能がある下塗り塗料です。
かすみがうら市の屋根塗装、こちらは棟板金の塗装です。
「サーモテックメタルプライマー」という防錆効果と遮熱効果のある塗料を使いました。
かすみがうら市の屋根塗装現場、棟板金をとめている釘が抜けていました。
釘浮きと呼ばれるこの現象は、板金の熱による膨張と収縮によるものです。
釘が抜けると棟板金が落ちたり飛んでいく可能性があるため、屋根塗装時に補修をおこないます。
まずは抜けかかっている釘を打ち直していきます。
すでにないところは新しい釘を打っていきます。
打ち直しただけではまた抜けてしまうため、シーリングで固定していきます。
釘浮きと同様に、棟板金の重ね目も隙間が出来てしまいます。
隙間から雨水が入るため、こちらも補修をおこないます。
重ね目に養生をして、シーリングを打ち込みます。
シーリングは弾力性と防水性があるので、隙間からの雨水を防いでくれます。
シーリングを成形して、マスキングテープを外したら完了です。
傷んでいたスレート屋根には下塗りを2回、塗料の吸い込みがとまって下地が整った状態で上塗りをおこないます。
かすみがうら市の屋根塗装現場で使用した塗料は「スーパーシャネツサーモSi」です。
下塗りにも遮熱効果のある塗料を使っているので、ダブルの遮熱効果が期待できます!
まずは上塗り1回目です。
下塗りで塗料の吸い込みを止めているので、しっかりと塗装がされていきます。
塗料規定の乾燥時間を守り、2回目の上塗り塗装をおこないます。
塗料には塗布量と乾燥時間が定められており、これらを守ることで、家を守る塗装ができます。
塗料は半製品、きちんとした塗装をすることで完成されます。
下屋根の塗装も、下塗り2回、上塗り2回とおこなって完成です!
熱さに負けない強い屋根になりました!
破風板の塗装です。
塗装前にケレン作業をおこないます。
築35年のかすみがうら市現地、破風板の塗膜は劣化しており、高圧洗浄だけでは流しきれませんでした。
そのためヘラと研磨たわしを使って削り落としていきます。
塗膜を綺麗に落としたら、塗装をおこないます。
塗料は「マックスシールド1500Si-JY」です。
屋根の色と合わせた「パイオニア」というカラーです。
破風板についた雨樋塗装についても紹介していきます。
雨樋の横、横樋と呼ばれる部分は破風板についています。
横樋は破風板と同タイミングで塗装をしていきます。
雨樋塗装も上塗り2回目で完了です!
色褪せていた雨樋が綺麗になりました。
破風板と雨樋、現地調査時の比べて綺麗になったのがわかりますね!
汚れにくい塗料で塗装をおこなったので、綺麗な状態が長く続いてくれることでしょう。
塗装の最終チェックと手直しが終わったら、サービスの窓拭きをおこなって施工完了です。
最後に足場を外してお別れです。
霞美装では定期点検をおこなっています。
また一年後にお困りごとはないか、塗装で不具合が出ていないか、確認にお伺いします!
この度はご依頼ありがとうございました!