担当スタッフ 間彦 元気(まひこげんき)
概要
かすみがうら市で築20年の家にお住まいのお客様より、屋根塗装のご依頼をいただきました。 表面塗膜が劣化して苔が生えていたスレート屋根に、下塗りを2回おこなって下地を整えて、遮熱効果のある塗料で塗装をおこないました。
施工内容 | 屋根カバー工法 破風板塗装 雨樋塗装 軒天塗装 霧除け塗装 |
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使用材料 | マックスシールド1500F-JY サーモテックメタルプライマー マルチエースⅡ-JY |
施工期間 | 約4週間(全工程) ※外壁塗装、その他付帯部については別途ご紹介しています。 |
工事のきっかけ
かすみがうら市のお客様は、屋根の色褪せ、ALC外壁の目地の劣化とひび割れが気になり、塗装を検討されていたそうです。
色々探されていたなかで、霞美装のホームページをご覧になり、お問い合わせをいただきました。
霞美装にお問い合わせをいただき、お客様ご希望のお日にちに現地にお伺いをいたしました!
調査担当は営業の間彦です。
今回の現地調査では、ドローンを活用しておこないました。
現場によって、高所カメラかドローンにどちらかで調査をしていきます。
お客様の見えないところで調査をすることはありませんのでご安心ください。
かすみがうら市でおこなった現地調査、屋根はスレート屋根です。
築20年経ち、表面塗膜が劣化して苔が生えています。
こちらはクボタ(現ケイミュー)のセイバリーという屋根材です。
セイバリーという屋根材は、セイミューと社名が変更になった現在でもラインナップされているロングセラーの屋根材です。
名前は同じですが、製品自体は何度か改良されているので、施工時と現在では製品は異なります。
スレート屋根に一部欠けが見つかりました。
霞美装のブログでもご紹介するスレート屋根に多いのは、先端が真っすぐに切れられてる形状です。
かすみがうら市現場のスレート屋根、セイバリーは、ウェーブした切り口が特徴的な屋根材です。
屋根材と屋根材の間は板金で繋がっています。
板金も劣化する箇所です。よく見ていきましょう。
板金付近を間近で見たところです。
スレート屋根瓦に苔が付着しているのがよくわかります。
こちらの板金には大きなサビなどは見られませんでした。
屋根の端部が白っぽくなっていますね。
白いのも苔の一種です。
苔が生えているということは、屋根の防水性が失われているということです。
放置すると雨漏りに繋がります。
屋根の棟板金です。
板金の繋ぎ目に隙間が出来てしまっています。
繋いでいる箇所の釘も見当たりません。
屋根を下からの風から守る破風板と装飾のための化粧帯です。
どちらも色褪せているのがわかります。
雨樋がつけられている破風板です。正確には鼻隠しですが、破風板と呼ぶことがほとんどです。
破風板も雨樋も、どちらも劣化しています。
軒天は写真では暗くなり見えにくくてすみません!
表面塗膜が劣化していました。
現地調査で撮影した写真と症状をまとめた調査報告書と、お客様のご希望を反映したお見積り数パターンをお渡ししています。
疑問点や不安な点があれば、このときにでも、そのあとでも、いつでもご質問ください!
後悔のない塗装のために、尽力いたします。
施工開始、まずは足場を建てるところからです。
品質のいい塗装をするためにも足場は重要です。
足場はただ建てるだけではなく、塗り替えがしやすいかどうかが大切です。
塗り替えがしやすい足場で、効率よく塗装をおこないます。
足場を建てたら高圧洗浄をおこないます。
苔がついたまま塗装をしたら、すぐに塗膜は剥がれてしまいます。
汚れを落とし、塗料の密着性をあげるためです。
スレート屋根の高圧洗浄が終わりました。
全体に生えていた苔がキレイに落ちましたね!
こちらの施工事例では、屋根塗装をメインにご紹介していきます。
高圧洗浄機のノズルから水が発射されています。
スレート屋根の隙間に入り込んだ苔を、丁寧に落としていきます。
棟付近にオレンジになった苔があった北側屋根も綺麗になりました。
色が違うのは塗れている箇所と乾燥している箇所の違いです。
屋根瓦の端部にあった白い苔も、すっかり落ちて綺麗になりました。
屋根が終わったら、破風板や雨樋、軒天、外壁、と続いていきます。
掃除の基本、上から下ですね!
屋根塗装の前に、板金の補修をおこないます。
棟板金の補修、まずは釘が浮いていた箇所からです。
浮いている釘は打ち付けて、抜けている箇所には新しい釘を打ち付けていきます。
棟板金の釘を打ち付けて、しっかりと止まるようになったら、今度は釘が抜けてしまわないようにシーリングをおこないます。
釘が浮いてしまうのは、金属の熱による膨張と収縮によるものです。
釘頭をシーリングで固定することによって、釘浮きを防いでいきます。
かすみがうら市の屋根塗装現場、棟板金の釘頭シーリングが完了しました!
これで板金の釘が緩んで、浮きや剥がれが起きる心配がなくなります。
続いてご紹介するのは、棟板金の重ね目シーリングです。
新築施工時にはピッタリとくっついていた板金の重ね目も、長年の熱による膨張と収縮で隙間が空いてしまいました。
隙間から雨水が入り込まないよう、シーリングを打ち込んでいきます。
表面を均して密着させたら、養生のためのマスキングテープを剥がします。
隙間のある重ね目すべてにシーリングを施工しました。
スレート屋根の塗装をするときには、縁切り作業は必須です。
塗装をすると、屋根瓦の隙間が塞がれてしまい、雨漏りが起こるためです。
以前は塗装後に屋根瓦の境目に沿って塗膜に切込みを入れていましたが、今はタスペーサーを挿入して縁切りは完了です。
タスペーサー完了後の写真です。
ぱっと見はわかりにくいですが、しっかりとタスペーサーが挿入されています。
スレート屋根瓦1枚に対し、2枚のタスペーサーを使っています。
かすみがうら市でおこなった築20年のスレート屋根塗装現場。
下塗りをおこないます。
スレート屋根のセイバリーには、「サーモテックシーラー」という下塗り塗料を使っていきました。
下地を整える効果のある下塗りに、遮熱効果が加わった塗料です!
屋根塗装の下塗り、1回目が完了しました。
築20年のかすみがうら市屋根塗装現場では、屋根の傷みが激しかったため、下塗りを2回おこないます。
屋根塗装の下塗り2回目です。
傷みが激しいスレート屋根は、塗料をぐんぐんと吸い込んでいきます。
上塗り塗料が吸い込まれてしまうと、塗料の性能を発揮することが出来ません。
下塗りを2回おこなうことで、吸い込みを止めて上塗り塗料がしっかりと乗る塗膜を作っていきます。
下塗りが2回終わり、瓦のひび割れを補修していきます。
シーリングを打ち込んで、ヘラで密着させたら完了です。
補修の終わった屋根板金の下塗りもおこないます。
板金のため、下塗りには「サーモテックメタルプライマー」という防錆効果と遮熱効果のある下塗り塗料を使っていきました。
かすみがうら市、築20年のスレート屋根の上塗りに使用するのは「スーパーシャネツサーモF」です。
下塗り同様に、遮熱効果のある上塗り塗料です!
下塗りと上塗りでダブルの遮熱効果を狙います!
スレート屋根セイバリーの上塗り塗装1回目です。
下塗りが充分乾いた屋根に、上塗りの「スーパーシャネツサーモF」を塗っていきます。
下塗りをたっぷり2回おこなったので、上塗り塗料もしっかりとした塗膜を作ってくれます。
塗料規定の乾燥時間を守って、次の塗装をおこないます。
かすみがうら市、スレート屋根セイボリーの上塗り塗装、2回目です。
霞美装では、塗装をおこなうときには「塗布量」を計算して出しています。
加えて「乾燥時間」もきちんと守って塗装をおこなっています。
塗料は正しく塗装をおこなわないと、塗料の性能がきちんと発揮できないためです。
大切な家を守るための塗装をおこなっています!
かすみがうら市の屋根塗装現場、上塗りを2回おこなって、屋根塗装完了です!
色褪せて苔に覆われていた屋根が、夏の熱さにも負けないダブルの遮熱効果をもつ屋根になりました!
塗膜が劣化していた軒天の塗装をおこないます。
かすみがうら市現場の軒天は、酷い痛みはなかったため、交換や下塗りはおこなわずに、上塗り塗装のみおこないます。
軒天塗装に適した「マルチエースⅡ-JY」を2回塗って完了です!
カビに強い軒天になりました。
かすみがうら市の屋根塗装現場、築20年で色褪せていた破風板の塗装をおこないます。
上塗りに使用したのは「マックスシールド1500F-JY」です。
外壁塗装にも使われる塗料です。
塗料規定の量と乾燥時間を守り、2回目の上塗りをおこないます。
色褪せていた破風板が、艶のある美しい仕上がりとなりました!
引き続き雨樋の塗装です。
使用する塗料は、破風板と同様に「マックスシールド1500F-JY」です。
上塗りを2回おこない完了です。
色褪せていた雨樋も、塗装をした屋根と外壁に負けない美しさを取り戻しました!