担当スタッフ 平間 直樹(ひらまなおき)
概要
かすみがうら市のお客様より、シーリングの劣化が気になるとご相談をいただきました。 亀裂の入ったシーリングから雨水が入り込み、外壁内部に侵入をしていました。 シーリングの打ち替え、ベランダ笠木のシーリング補修をおこない、防水性を高める塗装をおこないました。
施工内容 | 屋根瓦補修 外壁塗装 シーリング打ち替え・増し打ち 軒天塗装 破風板塗装 雨樋塗装 笠木補修 その他付帯部塗装 |
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使用材料 | プレミアムSSシーラープライマー 超低汚染プラチナリファイン2000MF-IR マックスシールド1500F-JY マックスシールド1500Si-JY サーモテックメタルプライマー マルチエースⅡ-JY |
施工期間 | 約4週間(全工程) |
工事のきっかけ
築年数が15年ほど過ぎた家にお住まいのお客様が、外壁のシーリングのヒビ割れが気になり
霞美装のホームページをみてご連絡をいただきました。
かすみがうら市の現地にお伺いしたのは、平間です。
ご連絡をいただいてから、1週間ほどのお伺いでした。
お客様立ち会いのもと、調査をおこないます。
かすみがうら市でおこなった現地調査、屋根の様子を確認していきます。
和瓦の屋根は塗装がいりませんが、漆喰は経年で痩せてきてしまうので定期的に補修が必要です。
瓦が固定されている土台ともいえる漆喰、痩せてくると瓦の滑落などに繋がります。
こちらの漆喰にはヒビ割れがありました。
表面に苔が生えている瓦もありました。
塗装は不要ですが、外壁の塗装と合わせて洗浄をおこないましょう。
窯業系サイディング外壁と、外壁材を繋ぐシーリングです。
シーリングの中程にヒビ割れがはいっています。
固いものが当たってしまったのか、外壁の欠けもみつかりました。
欠けの上、サイディング外壁の重ね目の隙間も空いています。
方位変えてみても、シーリングの劣化が目立ちます。
北側外壁は、日当たりからカビや苔が生えていることが多いですね。
かすみがうら市の現地では、うっすら緑がかっていましたが、大きな被害ではありませんでした。
反対に南側外壁はシーリングの劣化が目立ちます。
ヒビ割れは雨水の侵入経路となるので注意が必要です。
外壁から屋根が突きでた部分の裏側、軒天です。
おおきな雨染みが出来ています。
ベランダに原因がありそうです。
南側軒天ではそこここに雨染みがみつかりました。
赤外線サーモグラフィーで温度を可視化します。
温度が下がっているところに水分が含まれています。
ベランダとの境目が怪しいですね。
こちらは外壁です。
外壁シーリング部分から、じわじわと雨水が浸透しているのがわかります。
かすみがうら市でおこなった現地調査。
こちらの外壁も同様に、劣化したシーリングから雨水が侵入しているのがわかります。
ベランダの表面は少し前に塗装をおこなったようで大きな劣化はしていません。
雨漏り原因に多い立ち上がりの部分も問題がなさそうでした。
この場合怪しいのはベランダ笠木です。
手すりの下にある板金部分ですね。
重ね目などに隙間があいていると雨漏りに繋がります。
雨樋や破風板、シャッターボックスや、水切りなども確認していきました。
現地調査が終わったら、調査報告書と数パターンのお見積りをお渡ししています。
見積もりの用語などわからないことがありましたら、いつでもご質問ください。
ご依頼が決まったら、使用する塗料や工事の日程を決めていきます。
現地調査にお伺いしたかすみがうら市現地、足場を建てました。
安全で適切な塗装工事をおこなうための足場が完成です。
高圧洗浄で外壁や軒天の洗浄をおこないます。
塗装の前に汚れを落とすことで、長持ちする塗装をおこなうことができます。
今回は塗装をおこなわない、ベランダや外構タイルなども洗浄していきました。
屋根でみると高圧洗浄の効果がわかりすいですね。
苔が高圧洗浄で洗い流され、綺麗になりました。
外壁とベランダもしっかりと洗浄して汚れを落としています。
亀裂が入って、雨水の侵入経路となってしまったシーリングを打ち替えていきます。
紫のマスキングテープが貼られたところが、今回シーリングの打ち替えと増し打ちをするところです。
失われた防水性を取り戻していきます!
まずは古いシーリングを撤去するところからです。
カッターで切れ込みを入れて撤去していきます。
プライマーで密着性を上げて、早期剥離をなくしていきます。
新しいシーリングを打ち込み、ヘラで整えていきます。
マスキングテープを剥がして、シーリングの打ち替えと増し打ちが完了です。
施工したては触ると指の跡がついてしまうのでご注意ください!
シーリングの養生は、打ち替えたときに撤去しました。
今度は塗装のための養生をおこないます。
玄関周りなど、施工中でも歩く箇所は滑り止めシートを貼っていきます。
まっすぐ綺麗に養生をおこなうことで、塗装のラインも美しく出てきます。
窓に貼られた養生も強風などで飛んでいかないよう貼られています。
屋根瓦の青い養生は塗装のために必要です。
かすみがうら市の塗装現場、軒天に凹みがありました。
パテで補修をしてから塗装をおこないます。
1回目の軒天塗装。マルチエースⅡ-JYという、カビや藻を抑制する効果を持つ塗料で塗っていきます。
2回塗装をおこない、軒天をカビから守る強い塗膜が完成しました。
かすみがうら市の外壁塗装現場。
雨漏り原因であったシーリングを打ち替え、シーリングは硬化して塗装ができる状態になりました。
外壁の下塗りにはプレミアムSSシーラープライマーを使います。
下塗りのプレミアムSSシーラープライマーが乾燥したら、上塗りをおこないます。
お客様と打ち合わせで決まった塗料を使っていきます。
霞美装がおこなうのは塗装がメインです。
外壁塗装では色味を変えてイメージチェンジも可能です。
既存の色のままか、色味を変えていくか、お客様と打ち合わせを重ねて決めていきます。
かすみがうら市の外壁塗装上塗り1回目。
超低汚染プラチナリファイン2000MF-IRを塗っていきます。
耐候性や防カビ性に優れ、近赤外線も反射する塗膜を作る、遮熱性のある塗料です。
同じく外壁塗装の1回目です。
もともとの窯業系サイディング外壁のデザインに沿って色を塗り分けていきます。
どちらも計算して出した規定の塗布量を使い切って、建物お守る丈夫な塗膜ができあがりました。
外壁塗装では塗りたては思っていた色と少し違うことが多いです。
乾燥すると見本の色のようになりますので、慌てずにお待ち下さい。
水切りも建物を雨漏りから守る部材です。
板金のためケレン作業からおこないます。
ケレンにより細かな凹凸が出来た水切りに、錆止め効果のある下塗り材を塗っていきます。
続いては紫外線の劣化要因に強く 汚れがつきにくい塗料「マックスシールド」で、水切り塗装をおこないました。
水切り塗装も2回塗装して完了です。
かすみがうら市の外壁塗装現場では、シャッターと雨戸どちらもありました。
まずは雨戸の塗装からです。
塗料が密着するように、ケレン作業をおこないます。
下塗りで錆止め効果のある塗料を使っていきます。
上塗りで汚れと劣化に強い塗料を塗っていきます。
上塗りを2回おこない、乾いたら雨戸を戻して完了です。
巻き込み式のシャッターは塗装をすると不具合が生じる可能性があるため、シャッターボックスを塗装します。
ケレン作業をおこない、上塗り塗装をおこないます。
シャッターボックスも2回上塗りをおこない、シャッターを守るボックスになりました。
雨染みがあった軒天の上に当たるベランダ。
笠木に出来た隙間をシーリングで埋めて、雨漏りを防ぎます。
霞美装では、以前もベランダの笠木から雨漏りをしている現場の施工をしたことがあります。
隙間が空いてしまうのは経年によるものなので、定期的にメンテナンスをしていきましょう。
目立たない色でシーリングをおこない、ベランダ笠木の補修は完了です。
これで軒天の雨漏りも防ぐことが出来ました。
最終チェックと手直しをおこない、全ての施工が完了しました。
足場を撤去して、塗装した家がお目見えです。
お客様と打ち合わせして使用色を決めたカラーシミュレーション。
アイアンバーグとパイオニアという色です。
あたたかみのあるブラウンカラーから、シックな色に変わりました!
塗装によってイメージを変えられるのも外壁塗装のいいところですね。
色だけではなく、防水性や耐候性や遮熱性などの機能面も向上しました!