担当スタッフ 代々木 真(よよぎまこと)
概要
かすみがうら市、築26年のモニエル瓦屋根の遮熱塗装現場です。乾式洋瓦と呼ばれるモニエル瓦には苔が生えていました。高圧洗浄で苔を洗い流して遮熱塗装をおこないます。
施工内容 | 高圧洗浄 屋根塗装 補修 |
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使用材料 | サーモテックメタルプライマー モニエルパワープライマー スーパーシャネツサーモF |
施工期間 | 約4週間(全工程) ※外壁塗装の様子は別途施工事例をご覧ください。 |
工事のきっかけ
築26年で今までに2回塗装をおこなったお客様の現場です。
これまでは知り合いの方に紹介してもらった建設業の方に塗装をしてもらっていたそうです。
外壁塗装の劣化によるヒビ割れが気になって、複数の業者に調査依頼をして霞美装に塗装のご依頼をいただきました。
お客様立ち会いのもと、現地の調査をおこないました。
営業担当は間彦です!
ドローンを使う現場もありますが、今回は高所カメラでみていきました!
屋根に白い汚れがついていますね。
これは苔です。
傾斜のある屋根ですね。
手前にあるのは雪止めの金具です。
瓦の端を守る板金に隙間がみられます。
かすみがうら市現場の屋根は太陽光を搭載していました。
太陽光はほとんどそのままで塗装可能な部分のみを塗装していきます。
全体を塗装するのには太陽光のパネルを交換するときとタイミングを合わせておこなうといいですね。
下屋根部分にも苔が生えています。
苔の原因はモニエル瓦の塗装が劣化して防水性が失われたためです。
スレート屋根もですが、屋根に苔が生えたら防水性が失われているサイン、
塗装のタイミングです。
かすみがうら市現地の軒天です。
構造上、太陽の光が直接当たらない場所のでカビが生えやすい箇所です。
酷いときはカビがビッチリ生えていることもある北側の軒天ですが、かすみがうら市の現場にはみられませんでした。
軒天に隙間が目立っています。
カビはみられませんでしたが、塗膜は劣化しています。
雨漏りから家を守ってくれる雨樋は詰まりや破損がないか調べます。
大きな問題はありませんでしたが、塗膜の劣化がみられました。
かすみがうら市の現場は飾り柱や幕板が多くありました。
幕板はシーリングの劣化で雨漏りが起こりやすい箇所です。
写真でみてもわかるように、塗膜の劣化がおこっています。
水切りも劣化が見られました。
隙間もあいています。
大きな雨漏りが起こる前に防いでいきましょう。
かすみがうら市のモニエル瓦についた苔を高圧洗浄で落としていきます。
塗装前の状態です。
紐が渡されているのは命綱のためです。
傾斜があるので安全で正確な塗装のために必要なんですね。
塗装の前に隙間の空いた棟板金の隙間をシーリングで埋めていきます。
かすみがうら市現地のお客様が選ばれたのは遮熱塗装でした。
熱さの原因になる近赤外線を反射する塗膜を作り、表面温度の上昇を防ぎます。
金属の板金部分には金属に適した「サーモテックメタルプライマー」を塗布しました。
適さない材質に適さない塗料を塗ると塗装トラブルがおこります。
見積もりの前に必ず確認をしましょう。
屋根の下塗りに、モニエル瓦のためにモニエルパワープライマーを塗っていきます。
モニエルパワープライマーは、モニエル瓦のスラリー層の深くに浸透し固着してくれます。
材質に適した塗料を使うことはとても重要です。
何故ここにこの塗料を使うのか、見積もりの段階でしっかりと確認をしましょう。
屋根の上塗りには「スーパーシャネツサーモF」を使用します。
遮熱塗装で、屋根の表面温度の上昇を抑えることで、室温の上昇も防いでくれます。
かすみがうら市でおこなった屋根塗装の現場、モニエル瓦には下塗りを2回おこなって、下地が整った瓦に上塗り塗料を2回塗装をしていきます。
凹凸があるので満遍なく均一に塗装していきます。
付帯部に使用するのは「マックスシールド1500JY」です。
マックスシールドは外壁塗装にも使用される塗料です。
汚れにくく、汚れに強い塗料で付帯部も美しい状態を保っていきます!
板金の破風板には下塗りをおこないます。
下塗りにはサーモテックメタルプライマーを塗っていきます。
サーモテックメタルプライマーは遮熱効果のある下塗り材です。
建物全体に遮熱効果のある塗料を使うことによって、家全体が熱くなることを防いでいきます。
下塗りの乾燥時間を待って、上塗りを2回おこないます。
塗膜が劣化していた破風板が美しい状態に蘇りました!
近くで撮った写真で比較すると劣化した塗膜が塗装で生まれ変わったのが一目瞭然ですね!
塗装前の塗膜が劣化した軒天です。
高圧洗浄で汚れを落とした軒天に、塗装をしていきます。
今回は真っ白の軒天になりました!
2回の塗装と規定の塗布量と乾燥時間を守ることで、塗料の性能を活かす塗膜をつくりあげます。
塗膜の劣化した雨樋です。
まずはケレン作業で古い塗膜を削って、研磨で凹凸をつけて塗料の密着性をあげていきます。
塗料にはマックスシールドを使います。
塗膜が剥がれていた雨樋も、2回の塗装で美しい雨樋が蘇りました!
その他付帯部の塗装もおこないました。
鉄部にはケレン作業をしていきます。
鉄部の下塗りにはサーモテックメタルプライマーを塗っていきます。
上塗りには他の付帯部でも使ったマックスシールドです。
遮熱効果のある塗料を所々に使っていったので、真夏の温度上昇を防ぐ効果が期待できますね!
モルタル外壁の塗装の様子も別途施工事例をご覧ください!