概要
汚れに強い超低汚染性の塗料で外壁を中心に家屋全体を塗装!
施工内容 | 外壁塗装 シーリング打ち替え 部分塗装 |
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使用材料 | 外壁:ホワイトフィーラー、超低汚染リファイン/軒天:マルチエース/破風他:フッ素UVコート |
築年数 | 約20年 |
施工期間 | 3週間 |
工事のきっかけ
つくば市の築20年の一戸建ての現場の紹介です。
雨漏りと家屋の北側の傷みが気になるとのことでした。
洗浄&コーキング撤去
まず、塗装の前に高圧洗浄機で洗浄を行います。
汚れを落としておかないと、塗装の際に塗膜の剥離やヒビの原因になってしまいます。
外壁の目地に充填されていたコーキングが劣化して固くなっていたので、打ち直しのために全て撤去しました。
撤去したコーキングは写真のように一ヶ所にまとめ、破棄しやすくしておきます。
現場をきれいに保ち作業を行います。
コーキング施工!
コーキングを撤去した目地にプライマーを塗布します。
プライマーを塗ることで、外壁の下地にコーキングが密着しやすくなります。
コーキングを専用のガンを使って充填していきます。
隙間があくと剥離や、雨水の侵入の原因になるので気をつけて作業します。
コーキングを充填したら、ヘラで圧着させていきます。
よりコーキング剤を目地に密着させ防水効果を高めます。
軒天塗装!
軒天(のきてん)の塗装の様子です。
まず、サンドペーパーを使いケレンと呼ばれる下処理を行います。
塗料の密着性を上げるために、下地に凹凸をつけていきます。
釘頭の傷みを抑え、そこから劣化が広がらないようにサビ止めを塗っていきます。
軒天全体ではなく、金属製の釘頭だけにタッチアップとして塗装しました。
写真は軒天1回目の塗装の様子です。
軒天は湿気がたまりやすく、カビに気をつけなくてはいけない部分です。
そのため、マルチエースという、下塗りのいらない防カビ性能のある塗料を使用しました。
軒天2度目の塗装です。
2回に渡り塗装を行うことにより防カビ性能を充分に発揮できるようになります。
梅雨から夏にかけて高温多湿、雨が多い季節になります。
雨漏りなどのトラブルにつながる前に是非、カビの発生など確認してみてください。
破風塗装!
破風板の塗装の様子です。
金属製の部材だったので、下処理としてケレンを行いました。
破風板の下塗りです。
金属製の下地にサビが移らないようにするために、エポキシ系のサビ止めを使用しています。
1回目の塗装です。
汚れと紫外線に強いフッ素樹脂塗料を使用しました。
2回目の塗装の様子です。
破風は屋根の中に風を侵入させないように設えられる部材になります。
劣化してしまうと、風に負けて家屋の中に風が入り、屋根などを吹き上げてしまう危険もあります。
台風の季節になる前に、家のメンテナンスも兼ねてチェックしてみてはいかがでしょうか?
外壁塗装!
外壁の塗装の様子をご紹介します。
今回の現場の外壁は、長年紫外線や風雨に晒されて傷みが顕著だったため、下塗り剤に微弾性のホワイトフィーラーを使用しました。
外壁材に浸透することで傷んだ外壁を補強し、歪みから保護する効果があります。
1回目の塗装です。
今回、トップ剤には『超低汚染リファイン』という、汚れに強い塗料を使いました。
汚れやコケなどが外壁に付着することで外壁材の傷みや劣化につながってしまうので、まずその汚れを極力付着させないようにして、美しい外壁を保っていく効果が期待できます。
2回目の塗装の様子です。
塗料の効果を充分に発揮できるように、塗布量を守り、塗りのこしのないよう丁寧な施工を心がけました。
出窓塗装!
出窓の塗装です。
風雨によって傷みが出ていたので、まず、サンドペーパーでケレンを行ってから下塗りを行いました。
金属製の下地のため、破風同様エポキシ系のサビ止めを使用しました。
出窓にトップ剤を塗装した様子です。
フッ素樹脂の塗料を2回塗布することで、汚れに強い塗膜を形成します。
雨樋塗装!
雨樋の塗装の様子です。
他の部材と同様、サンドペーパーでケレンを行ってから、塗装を行います。
使用した塗料も破風同様フッ素塗料です。
雨樋は曲がっていたり、隠れた部分があったりとローラーだけでは塗りにくい箇所もあるので、ハケなど場所ごとに使用する道具を変えて塗装を行いました。
2回目の塗装の様子です。
塗りの継ぎ目や段差など、美観を意識して仕上げました。
今回の現場の雨樋は塩化ビニル樹脂でできていました。
紫外線や日光によって劣化した塩化ビニル樹脂は塗装でも保護することはできません。
硬化や破損が気になる場合は新しい雨樋に交換することをおすすめしています。
ベランダ手すり塗装!
ベランダの手すりの塗装を行いました。
まず、ケレンを行ったあと、撤去したコーキングの打ち直しを行います。
プライマーを手すりの目地に塗布して、新しいコーキングの密着率を高めます。
コーキングを充填していきます。
外壁のコーキングと同様に空気が入り込まない様に、しっかり隙間なく打ち込み、圧着させていきます。
下塗り剤にはエポキシ系のサビ止めを使用します。
サビ止めの塗膜にサビを付着させることで、金属製の下地を保護していきます。
トップ剤の1回目の塗装です。
フラットな作りになっているので、塗りの継ぎ目や、塗膜の段差が生まれないように気をつけました。
2回目の塗装の様子です。
直接日光や風雨に晒されて、痛みが生まれやすい場所になります。
サビや腐食で手すりが破損するととても危険な状況にもなるので、サビがないかなど普段からチェックして、メンテナンスを欠かさないようにしていくことをおすすめしています。
シャッター塗装!
シャッターの塗装の様子です。
まず、サンドペーパーを使いケレンをおこないます。
表面に凹凸を作り、塗料の密着性を高めます。
下塗り剤として、エポキシ系のサビ止めを塗布していきます。
広範囲の塗装ですが、塗り残しがあると、下塗りの意味がなくなってしまうので、丁寧に塗装を施工します。
1回目の塗装です。
下塗り剤が乾燥してから塗装を行います。
2回目の塗装です。
今回はローラーではなく機械を使ってスプレーのように塗装を行いました。
広範囲を塗る際に便利ですが、しっかり周りを養生したり、風向きを考慮して塗装しなくてはいけません。
住宅密集地などでは周りのお宅に迷惑がかかることもあり、どこでもできる塗装方法ではありません。
職人が現場調査の際、しっかり調べてから、養生の場所などご不便をかける点なども含めご提案しています。
ベランダ補修!
ベランダの防水塗装の補修の様子をご紹介します!
施主様からのご相談の中に、雨漏りトラブルがありました。
原因がベランダのFRP(強化繊維プラスチック)防水の劣化にあったため、ベランダの補修を行いました
まず、排水口の補修です。
ベランダに溜まった雨水が流れていくところになるので、コーキングで隙間を埋め、雨水が樋以外に溢れないようにします。
続いて、ベランダのサンダー施工です。
劣化したトップコートを削り取り均一に慣らしていきます。
サンダーで研磨を行ったあと、アセトンを使ってFRPの油膜を拭き落としていきます。
油膜を落とすことで、トップコートの密着性を高め剥離を防ぎます。
ただし、ふきあげに使用したアセトンは、揮発性有機化合物と呼ばれる危険物になります。
引火性が特に高く、危険物取扱者の免許を持っていないと使用ができません。
吸引することで健康被害も出てしまうため、施工の際は免許を持った職人が充分安全に配慮して作業を行っていきました。
トップコートを塗布している様子です。
しっかり均一に塗装していかないと、防水の効果が出ず、雨漏りなどのトラブルが再発してしまいます。
丁寧に塗装を施していきました。
霧よけ塗装!
出窓などの庇などの霧よけの塗装の様子です。
まず、サンドペーパーでケレンを行っていきました。
金属製の下地だったので、エポキシ系のサビ止めで下塗りを行ったあと、トップ剤を塗布していきました。
2回目のトップ剤の塗装の様子です。
こちらも他の金属部材同様、紫外線に強いフッ素樹脂塗料を使用しました