担当スタッフ 澤畑 翼(さわはたつばさ)
概要
劣化した屋根は下塗りを2回。塗布量を守り丈夫で美観維持の塗膜を作りました
施工内容 | 外壁塗装 屋根塗装 シーリング打ち替え 足場工事 |
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使用材料 | 【シーリング】アステックシール高耐候4000・【屋根】下塗り:サーモテックシーラー・上塗り:スーパーシャネツサーモF【外壁】下塗り:プレミアムSSシーラープライマー・上塗り:超低汚染リファイン1000-MF-IR【軒天】マルチエースⅡ【付帯部】マックスシールド1500Si |
築年数 | 築18年 |
ハウスメーカー | 積水化学工業 セキスイハイム |
工事のきっかけ
外壁の苔汚れや、劣化が気になっていて、ホームセンターと屋根屋さん、弊社の3社で見積もりを取って比較した。
足場を設置し、高圧洗浄をおこないます
屋根のようすです。現場調査で確認した通り、苔が多く屋根スレート屋根の劣化が見られます。高圧洗浄で、古い塗膜ごと汚れを洗い流します。
こちらは外壁のようすです。窓の横の汚れが高圧洗浄後、キレイになっているのが分かりますね。
シーリングの打ち増しをおこないます。
シーリングの打ち増しをおこなうサッシ周りを青いテープを使い養生をおこない、下塗り剤のプライマーを塗布していきます。
シーリングの打ち込みます。シーリングを均す押さえの作業をおこないます。
シーリングの打ち増し完了です。
【シーリングの打ち込みと打ち増し】
外壁ボードとボードの目地では、劣化したシーリングを全て撤去し、新しくシーリングを充填する「打ち換え」をおこないます。今回紹介した「シーリングの打ち増し」は、構造上全てのシーリングの撤去が難しいサッシ周りでおこなわれる工法です。劣化の著しい部分のみ取り除いて元のシーリングの上から重ねいきます。
屋根の施工開始です
棟板金のシーリングの施工のようす
棟板金を固定している釘をシーリングで覆い、防水性を高めます。右の写真は棟板金のつなぎ目にシーリングを打ち込んでいるようすです。こちらも防水性を高め強度を上げるための作業です。
棟板金にシーリングの打ち込む作業が完了しました。
屋根の塗装をおこないます
下塗りから開始します
下塗りをおこないます。屋根の形状に合わせて、ローラーを動かし塗り残しがないように施工をおこないます。今回の下塗り材は、遮熱性の高い塗料を使用しています。
多くの場合下塗りは1回で完了しますが、今回は屋根の劣化が進んでいるので2回目の下塗りをおこないました。
中塗りと上塗りをおこないます
中塗り(上塗り1回目)のようすです。中塗りと上塗りにも、赤外線を反射する遮熱性の高い塗料を使用しました。
上塗り(2回目)のようすです。
外壁の施工開始です。
養生をおこないます
玄関のドアや床、サッシなどをビニールを使用し、汚れやキズから守ります。玄関ドアは、開閉ができるように養生がしてあります。
下塗りをおこないます
細かい部分を先に塗る、ダメ込みをおこなってから、全体の塗装をおこないます。現場調査の結果、難粘着の外壁の可能性が高いため、光触媒や無機などの外壁にも使用できる高密着の塗料を使用しています。
外壁の中塗りと上塗りをおこないます
中塗り(上塗り1回目)のようすです。下塗りと同じようにダメ込みをおこなってから、ローラーを使用します。こちらは親水性が高く、紫外線劣化にも強い塗料を使用しています。
上塗り(2回目)の作業のようすと、上塗りが完了した外壁のようすです。
軒天の塗装をおこないます
軒天(のきてん)の塗装のようすです。軒天は湿気が溜まりやすい部分なので、防カビや防藻の機能をもった塗料で施工しています。
2回塗り重ねて、軒天の施工完了です。
付帯部の塗装をおこないます
横樋の施工のようす
付帯部の一部である横樋の作業のようすです。下地調整のケレン作業をおこない、1回目の塗装をおこなっているようすです。2回の塗り重ねで施工は完了です。
帯板の塗装をおこないます
帯板や幕板と呼ばれる、部材の施工のようすです。1階と2階の境目のカバー材として取り付けられていたり、美観のために取り付けられている部材です。
こちらも2回、塗り重ねて作業完了です。
施工が完了しました
劣化していた部分も回数を増やした下塗り、優れた塗料と規定の塗布量や乾燥時間を守り塗装工事が完了しました。塗装工事のたくさんの決まり事を守り、劣化を抑えながら美観を維持できる塗膜に仕上げることができました。