担当スタッフ 代々木 真(よよぎまこと)
概要
築37年の3階建て住宅の防水工事と外壁塗装をおこないました
施工内容 | 現場調査・点検 その他 雨漏り 外壁塗装 店舗 |
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使用材料 | 【笠木】プルーフロンプライマー・プルーフロンバリュー【パラペット部】バリューミラクルプライマーMP-1000【外壁】ホワイトフィラーAⅡ・超低汚染リファイン1000MF-IR【鉄部】スーパーシャネツサーモ・マックスシールド1500Si |
築年数 | 築37年 |
工事のきっかけ
7年前に塗装工事をおこなっていたが、再度雨漏りが起きてしまったため。
3階建の1階は理容店、2階から上が住宅です。7年前に塗装工事をおこなっていましたが、雨漏りが起きてしまっています。
現場調査をおこないました
屋上のようすです。パラペット部(屋上を囲んでいる腰壁のこと)です。緑の床に見え部分が屋根です。白い壁が、劣化によって黒ずんで見えています。
外壁の状態です。左の写真では、インターフォンの横にクラック(ひび割れ)ができています。右の写真は、外壁ボードの隙間を埋めているシーリングです。白かったシーリングが劣化によって変色しています。
室内の状態を確認しました
こちらの柱にはシミができています。雨水が浸み込んでいるようです。赤外線サーモグラフィーを使い、この壁の温度を可視化してみます。赤外線サーモグラフィーは温度が高いところは赤く、温度が低いところは青く表示されます。シミができている柱と壁の境目が青い表示で、温度が低いことがわかります。
ベランダのようすです。
左の写真が出窓の屋根です。右の写真は屋上に取り付けられている避難梯子です。梯子全体がサビてしまっていますね。
シーリングの打ち換えをおこないました
【シーリングの打ち換えの作業工程】
①劣化して硬く灰色に変色しているシーリングをカッターを使用し、撤去する。
②テープで養生をおこない、下塗り剤であるプライマーを塗布する。
③空気が入らないようにシーリングを打ち込む。
④打ち込んだシーリングを平らに均す作業の「押さえ」をおこなう。
⑤乾燥させるため既定の時間を置き、養生を外して打ち込み作業が完了。
左の写真はプライマーを塗布しているようす、右の写真はシーリングを打ち込んでいるようすです。
打ち込んだシーリングを平らに均す作業をおこない、シリーズの打ち換えは完了です。
笠木の防水加工
笠木と聞いて場所がきちんと理解できる方は少ないと思います。笠木は、ベランダのや階段の腰壁の上に取り付けられたカバーのことです。
ベランダの場合は、図のように手すりがついていることが多いと思います。手すりの下の壁をコの字に覆っている部材を笠木と呼びます。
散水調査をおこない、笠木やその下のパラペット部から雨漏りが発生していることが分かりました。笠木を外し、シーリングを打ち込みました。
防水工事をおこないます。プライマーを塗布し乾燥させます。
ウレタン素材の防水塗料を使用し仕上げていきます。
パラペット部の防水
7年前の工事では、パラペット部の塗装をおこなっていませんでした。そのため、劣化が進みパラペット部の壁がスポンジのように塗料を吸収してしうので、バリューミラクルプライマーMP-1000を使用します。
2回塗り重ねて、防水機能が向上しました。
養生をおこないます
サッシ・玄関ドア・エアコンの室外機・ガスなどのメーターなどに塗料が付着するのを防ぐため、ビニールなどで覆い汚れやキズから守ることを養生と呼びます。
外壁の塗装を開始します
外壁の表面が剥がれてしまっている箇所には、周りと同じようになパターンをつけて目立たない状態にしておきます。下塗りを開始します。ローラーを使用し、塗り斑がないように作業をおこないます。
下塗りから既定の時間を置き、中塗り(上塗り1回目)をおこないます。再度乾燥させ、上塗り(上塗り2回目)をおこないます。
上塗りを2回おこない、外壁の塗装が完了しました。
軒天の塗装をおこないます
塗装をおこなうために、素地の表面を調整するケレン作業をおこないます。その後、サビ止めの塗布をおこないます。
左の写真が中塗り(上塗り1回目)のようすです。右の写真は上塗り(上塗り2回目)をおこなっているようすです。
タイルの塗装を剥がします。
7年前に塗装したタイルを元の状態に戻したいと相談を受け、塗装を剥がす工事をおこないます。左が施工前の写真です。右は、剥離剤をタイル面全体に塗布しているようすです。
剝離剤が浸透し、剥がしやすくなったのでキズを付けないように専用の器具を使用し、少しずつ剥がしていきます。
目地の塗装をおこなうため、タイル一枚ずつに養生のためテープを貼っていきます。右の写真は、養生が終わり目地の塗装をおこなっているところです。
目地の塗装をおこない、シーリングの打ち換えをおこないます。左の写真は打ち込み作業、右は押さえの作業をおこなっているようすです。
鉄部の塗装をおこないます
施工前の屋上の避難梯子です。ケレン作業をおこない表面を塗料が付きやすい状態に整えます。
出窓の屋根です。下塗りをおこないます。
中塗りと上塗りをおこない、仕上げていきます。
ベランダの防水工事をおこないます。
クラック(ひび割れ)があったので、補修をおこないプライマーを塗布していきます。
ウレタン層をつくっていきます。
2回塗り重ねていくことで、強度を高めることができます。
トップコートを塗布し、紫外線や風雨からウレタン層を守ります。
全ての工事が完了しました。