担当スタッフ 代々木 真(よよぎまこと)
概要
築25年のアパートを遮熱効果の高い塗料で塗り替え!
施工内容 | 外壁塗装 屋根塗装 シーリング打ち替え 部分塗装 外壁材 現場調査・点検 |
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使用材料 | 《屋根》サーモテックシーラー(下塗り)スーパーシャネツサーモSi(上塗り)、《外壁》エポパワーシーラー(下塗り)超低汚染リファイン1000Si-IR(上塗り)、《軒天》マルチエース、《破風板・雨樋・付帯部》フッ素UVコート《雨戸》マルチプライマーエポ(下塗り)フッ素UVコート(上塗り)、《鉄部》バリュー工法(下塗り)フッ素UVコート(上塗り) |
築年数 | 約25~30年 |
施工期間 | 約4週間 |
工事のきっかけ
外壁を張り替えて欲しいとご連絡をいただきました。
現地調査
お問い合わせいただきましたら、まずはお客様立会いの元、現地調査に伺います。
全体的に色あせが気になり、汚れも目立ちます。日の当たりにくい面の外壁には、カビやコケなどの汚れが付着していました。
お客様が一番気にしておられた外壁部分です。外壁がはがれてしまっています。塗装部分も劣化が進みひび割れを起こしており、塗膜もはがれて外壁材がむき出しになっています。
外壁破損部分です。サーモグラフィ画像で水の侵入を確認します。温度が低い青色の表示部分が水が入り込んでいることを表しています。
こちらもサーモグラフィ画像で確認します。はがれている箇所から水が浸入し、そこから外壁内部にまで湿気が帯びている状態になっています。
屋根の様子です。塗膜は劣化し、サビている箇所も確認できました。屋根の最上部の棟板金も浮いている箇所がありました。
雨樋の様子です。塗膜は劣化し色褪せていました。破損箇所も見つかりました。
雨樋の竪樋、雨戸の様子です。どちらも塗膜が劣化し、汚れもかなり気になります。
鉄部や玄関周りの様子です。鉄部はサビがかなり目立っています。全体的に塗膜が劣化し、古びた感じが否めません。
現地調査を行い後日報告書をまとめて塗装工事のご提案をします。お客様のご要望やご希望を伺いながら最適なプランを考え、ご納得いただいてからのご契約となります。
足場設置
工事に必要不可欠な足場を設置します。入居者様のご迷惑にならないよう、かつ安全を考えて丁寧に足場を組んでいきます。
外壁張替え
外壁の破損が激しい下部分だけ、張り替えることにいたしました。まずは、丁寧に張り替え部分を撤去していきます。
新しい外壁を貼り、接続部分にプライマーを塗ってシーリングで隙間を埋めていきます。
外壁の張替えが完了しました。
高圧洗浄
長年蓄積された汚れや古い塗膜を高圧洗浄機を使用して洗い流していきます。
まずは屋根の様子です。高所での作業になりますし、コケ等がありますと滑りやすくなりますので、十分に気を付けて施工していきます。
外壁洗浄の様子です。かなりの高圧になりますので、体勢を崩さないように気を付けて施工していきます。
棟板金取り替え
屋根の最上部、棟板金を交換します。まずは、古い板金を剥がして貫板を撤去します。
養生
塗らない個所や汚してはいけない個所を保護するために、養生工事を行います。
ビニールやガムテープ等を使用して、工夫しながら養生を行います。
テープ跡が残らないものや耐水性・耐薬品性等のあるテープを場所に合うものを選びながら使用していきます。養生は仕上がりにも影響が出ますので、丁寧に施工いたします。
シーリング打ち替え・打ち増し
外壁材と外壁材の間にあるゴム状のシーリング部分を打ち替えていきます。まずは、カッター等で切れ目を入れて古いシーリング材を撤去していきます。
別の部分の撤去の様子です。カッターで切れ目を入れ、丁寧に引っ張り出して撤去します。
接着剤の役割を果たすプライマーを塗布していきます。塗り残しの無いように丁寧に塗り込んでいきます。
シーリング材を充填します。中に空洞が出来ないように多めに入れていきます。専用のへらで空気を押し出すように押さえ、表面を均一にしていきます。
窓サッシの周りは打ち増しで行います。
既存のシーリング材の上からプライマーを塗布しシーリング材を打ち込んで均していきます。
軒天塗装
軒天の塗装の様子です。軒天に適したマルチエースを2回塗りしていきます。軒天は日が当たらないため湿気がこもりやすくなりますので、防カビ・防藻効果の高い塗料を使用していきます。
屋根塗装
まずは、ケレン作業で汚れやサビ、古い塗膜を落としていきます。この作業を怠りますと、新しく塗る塗料の早期剥離につながりますので、丁寧に行います。
下地と上塗り塗料との密着を高めるため下塗りを行います。遮熱機能を持つサーモテックシーラーを使用しました。屋根材の傷みが目立ちましたので、下塗りは2回行いました。
屋根材と屋根材の隙間を確保するため、タスペーサーを取り付けていきます。
中塗りの様子です。遮熱性・耐久性が高い高機能シリコン樹脂塗料のスーパーシャネツサーモSiを使用しました。
同じ塗料を使用して、上塗りを行います。塗膜の厚みを作り、塗料の性能を発揮できる状態にしていきます。
屋根の塗装が完了しました。
外壁塗装
塗装前に補修を行います。ひび割れしている箇所には補修材を充填し、剝がれている箇所には塗布していきます。
エポパワーシーラーを使用して、下塗りを行います。塗り残しの無いように丁寧に塗布していきます。
超低汚染リファイン1000Si-IRを使用して中塗りを行います。低汚染性・高耐候性・遮熱性・遮熱保持性などに優れており、汚れにくく美しさを長持ちしてくれる塗料です。
同じ塗料を使用して、上塗りを行います。塗布量や回数を守り、塗料の性能が発揮できる状態にしていきます。
細かい箇所は、ハケ等を使用して塗り残しの無いように施工していきます。
外壁の塗装工事が完了しました。
破風板塗装
まずは、ケレン作業で下地を整えます。
フッ素UVコートを使用して、上塗りを行います。汚れに強く付いてしまっても雨水で洗い流すことが出来るセルフクリーニング機能を発揮してくれる塗料です。
上塗りを2回行い、破風板の塗装工事の完了です。
雨樋塗装
雨樋もケレン作業をしっかりと行っていきます。汚れや古い塗膜を落とすだけでなく、細かいキズをつけることにより、新しく塗る塗料との密着をよくする目的もあります。
1回目の塗装の様子です。フッ素UVコートを使用しました。
耐候性・高光沢性・低汚染性・フレキシブル性に優れた機能性・経済性の高い塗料です。
同じ塗料を使用して、2回目の塗装を行います。
穴が開いている箇所がありましたので、補修テープを使用して補修を行います。テープ貼付後、塗装を行い、雨樋の塗装工事の完了です。
小庇塗装
ケレン作業を丁寧に行い下地を整えます。
フッ素UVコートを使用して塗装していきます。細かい箇所は先にハケ等を使用して塗布し、塗り残しの無いように丁寧に施工いたします。
同じ塗料を使用して、上塗りを行います。
小庇の塗装が完了しました。
雨戸塗装
ケレンで下地を整えた後、マルチプライマーエポで下塗りを行いました。
フッ素UVコートを使用して上塗りを2回行います。塗りムラや塗り残しの無いように気を付けて施工いたしました。
鉄部塗装
ケレンで下地を整えます。錆を落とすだけでなく細かいキズをつけることにより、新しく塗る塗料との密着を高めていきます。
サビが残っていても塗布可能なバリュー工法を採用しました。ケレン作業が短縮でき、乾燥も早いので工期が短縮でき、サビの奥まで浸透し強力な塗膜を作ることでサビの進行を食い止める事も出来ます。
ほかの付帯部同様、フッ素UVコートを使用して塗装していきます。
2回の上塗りを行い、鉄部の塗装工事の完了です。
付帯部塗装
ケレン作業で下地を整えていきます。
フッ素UVコートを使用して上塗りを行います。
各所塗布量や乾燥時間等を守り、塗膜の厚みを作ることで塗料の性能を発揮できる状態にしていきます。塗り残しの無いように丁寧に施工しました。
塗装完了
塗装完了後は、塗り残しや汚れ等がないか確認・点検を行い、タッチアップ補修を行っていきます。足場があるうちに窓を拭き上げ、施工完了となります。
足場を解体いたします。
完工
最後にごみ等が落ちていないかを確認し、しっかりと清掃を行いこれら全ての作業を行いアパート塗装の施工が完了となります。