軒天とは?種類や選び方、役割もご紹介します!
軒天は、建物の屋根の裏側にある天井部分のことです。
屋根から外壁に向かって突き出ている部分を「軒」と呼びますが、その軒の裏側、つまり外側から見た軒の天井部分を「軒天」と呼びます。
軒天とは?役割と種類
軒天は、見た目の美しさだけでなく、建物の構造を支え、快適な生活空間を維持するために重要な役割を担っています。
1: 防火・延焼防止
軒天は、火災時に炎が屋根裏に燃え広がるのを防ぐ役割があります。
軒天が設置されていない場合、火災が発生すると、炎が屋根裏に燃え広がり、建物全体に被害が及ぶ可能性があります。
軒天は、屋根裏への延焼を防ぐことで、火災による被害を最小限に抑える役割を果たしています。
2: 外壁の保護
軒天は、外壁を雨水や直射日光から保護する役割があります。
雨水が直接外壁に当たると、外壁が腐食したり、色あせたりする原因になります。
軒天は、外壁を雨水や直射日光から保護することで、外壁の寿命を延ばし、建物の美観を保つ役割を果たしています。
3: 屋根裏の換気
軒天には、屋根裏の換気を促す役割があります。
屋根裏の湿気は、カビや腐食の原因になります。
軒天に換気口を設置することで、屋根裏の湿気を外に逃がし、カビや腐食を防ぐことができます。
4: デザイン性
軒天は、建物の外観に大きな影響を与える要素の一つです。
軒天のデザインや素材によって、建物の印象は大きく変わります。
例えば、木製の軒天は、温かみのある印象を与え、金属製の軒天は、スタイリッシュな印象を与えます。
軒天のデザインは、建物のスタイルや周囲の環境に合わせて選ぶことが大切です。
軒天の種類と選び方
軒天は、材質やデザインによって様々な種類があります。
1: ケイカル板
ケイカル板はけい酸カルシウム板の略です。
耐火性、耐水性、耐久性に優れた素材で、軒天として最も多く使用されています。
ケイカル板は、軽量で加工がしやすいことも特徴です。
2: 金属板
金属板は、ケイカル板よりもさらに耐火性に優れており、耐久性も高い素材です。
金属板は、錆びにくい素材を選ぶことが重要です。
3: 木材
木材は、自然素材ならではの温かみのある素材です。
木材は、経年変化を楽しむことができますが、耐火性や耐久性に劣るため、適切なメンテナンスが必要です。
4: その他
近年では、デザイン性に優れた様々な素材の軒天が登場しています。
例えば、石材やタイル、コンクリートなど、様々な素材が使用されています。
軒天を選ぶ際は、建物のデザイン、予算、メンテナンスのしやすさなどを考慮して、最適な素材を選びましょう。
まとめ
軒天は、建物の外観を美しくするだけでなく、防火・延焼防止、外壁の保護、屋根裏の換気など、様々な役割を担っています。
軒天を選ぶ際は、建物のデザイン、予算、メンテナンスのしやすさなどを考慮して、最適な素材を選びましょう。
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