屋根の漆喰の劣化症状と補修工事の費用、業者選びのポイントを解説
築年数が経った家やメンテナンスを考えている方の中で、屋根の漆喰について詳しく知りたい方はいませんか? 屋根の漆喰が剥がれる原因や、放置した場合の影響が気になる方。
また、補修工事の費用や信頼できる業者の選び方について知りたい方もいらっしゃると思います。
今回は、屋根の漆喰の役割や劣化のサイン、補修にかかる費用、業者を選ぶ際のポイントなどを解説し、皆さんが屋根の漆喰の重要性を理解し、適切なメンテナンスを行うために役立つ情報をお届けします。
屋根の漆喰、その役割と劣化の危険性
屋根の漆喰は、瓦屋根にとって非常に重要な役割を担っています。
瓦や壁の上塗り、天井など、様々な建築物に使用されてきた歴史があり、
日本の伝統的な家屋の壁やお城などにも利用されてきました。
屋根の漆喰は、瓦と瓦の隙間を埋め、瓦の下にある葺き土を雨風から守る役割を担っています。
また、瓦を固定し、ズレや落下を防ぐ役割も果たしています。
1: 葺き土の保護
屋根の漆喰は、瓦の下にある葺き土を雨風から守る役割を担っています。
葺き土は、瓦を支える土台であり、雨水が浸入すると、腐敗や劣化の原因となります。
漆喰が劣化すると、葺き土に雨水が浸入しやすくなり、雨漏りの原因となるだけでなく、
屋根全体の耐久性も低下させてしまいます。
2: 瓦の固定
漆喰は、瓦を固定し、ズレや落下を防ぐ役割も果たしています。
特に、棟瓦は、屋根の一番高い部分にあり、風雨にさらされやすい場所です。
漆喰が劣化すると、棟瓦がズレたり、落下したりする可能性があり、
最悪の場合、人身事故につながることもあります。
3: 美観の維持
漆喰は、屋根の美観を維持する役割も果たしています。
漆喰が劣化すると、白く粉状になったり、剥がれたりして、見た目が悪くなります。
また、漆喰が剥がれると、下地の葺き土が露出してしまい、
雨水や風によるダメージを受けやすくなります。
4: 瓦の寿命との関係
屋根瓦は、50年~60年と長い寿命を持つことが多いですが、
漆喰の寿命は瓦よりも短く、20年前後で劣化が始まります。
漆喰の劣化は、雨風、直射日光、寒暖差など、様々な要因によって引き起こされます。
漆喰が劣化すると、瓦の寿命も短くなってしまうため、
定期的なメンテナンスが重要です。
屋根の漆喰工事の費用と業者選び
屋根の漆喰が劣化したら、早急に補修工事を行う必要があります。
漆喰の補修工事には、大きく分けて「漆喰詰め直し工事」と「棟瓦取り直し工事」の2種類があります。
1: 漆喰詰め直し工事
漆喰詰め直し工事は、劣化している漆喰を取り除き、新しい漆喰を詰め直す工事です。
漆喰の劣化が軽微な場合に行われ、費用は、棟瓦取り直し工事よりも安価です。
2: 棟瓦取り直し工事
棟瓦取り直し工事は、棟瓦を全て取り外し、下地の葺き土を補修してから、
新しい棟瓦を固定する工事です。
漆喰が大きく剥がれている場合や、葺き土が腐敗している場合など、
より大規模な補修が必要な場合に行われます。
費用は、漆喰詰め直し工事よりも高額になります。
3: 業者選びのポイント
屋根の漆喰工事は、専門知識と技術が必要なため、信頼できる業者に依頼することが重要です。
業者選びの際には、以下のポイントを参考にしましょう。
・実績と経験
多くの屋根工事の実績があり、漆喰工事の専門知識を持つ業者を選びましょう。
ホームページや口コミサイトなどで、業者の実績や評判を調べるようにしましょう。
・対応エリア
自宅のエリアに対応している業者を選びましょう。
遠方の業者の場合、移動費などが発生し、費用が高くなる可能性があります。
・コミュニケーション
担当者とのコミュニケーションがスムーズで、疑問点を解消できる業者を選びましょう。
工事内容や費用について、丁寧に説明してくれる業者を選ぶようにしましょう。
まとめ
屋根の漆喰は、瓦屋根の耐久性や美観を維持するために非常に重要な役割を担っています。
漆喰が劣化すると、雨漏りや瓦の落下などの危険性があるため、定期的な点検とメンテナンスが必要です。
屋根の漆喰の劣化に気づいたら、早急に専門業者に相談し、適切な補修工事を行いましょう。
信頼できる業者を選び、適切な工事を行うことで、安心して住み続けられる住まいを守ることができます。
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