ジンカリウム鋼板屋根のメリットとデメリットとは?
ジンカリウム鋼板屋根は、近年人気が高まっている屋根材の一つです。
デザイン性と耐久性に優れ、メンテナンスの手間も少なく、多くのメリットがあります。
しかし、一方でデメリットも存在します。
今回は、ジンカリウム鋼板屋根のメリットを解説します。
□ジンカリウム鋼板屋根とは?ガルバリウム・石粒付き鋼板との違い
「ジンカリウム鋼板屋根」という言葉を耳にしたことはあるけど、具体的にどのような屋根材なのか、ガルバリウム鋼板や石粒付き鋼板との違いがわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ジンカリウム鋼板屋根の特徴や、ガルバリウム鋼板・石粒付き鋼板との違いについて解説していきます。
1:ジンカリウム鋼板とは?
ジンカリウム鋼板とは、アルミニウムと亜鉛を主成分とする合金で、ガルバリウム鋼板と同じ素材です。
ただし、製造会社や製造国によって名称が異なります。
2:ガルバリウム鋼板との違い
日本で一般的に使われているガルバリウム鋼板は、新日鉄住金株式会社が製造する「ガルバリウム鋼板」という登録商標です。
一方、ジンカリウム鋼板は、オーストラリアのBlueScope社が製造する「ZINCALUME」という登録商標です。
つまり、どちらもアルミニウムと亜鉛を主成分とする合金であり、素材としてはほぼ同じです。
3:石粒付き鋼板との違い
石粒付き鋼板は、ガルバリウム鋼板やジンカリウム鋼板の表面に石粒をコーティングしたものです。
石粒の素材や形状、コーティング方法によって様々な種類があり、「ストーンチップ鋼板」「石粒付き鋼板」「自然石粒付き鋼板」「自然石粒付き化粧鋼板」などと呼ばれています。
石粒付き鋼板は、通常のガルバリウム鋼板やジンカリウム鋼板と比べて、耐久性や断熱性、防音性、耐候性などに優れているのが特徴です。
□ジンカリウム(自然石粒付き)鋼板屋根のメリット
自然石粒付き鋼板の屋根をジンカリウム鋼板屋根と呼ばれることがあります。
ジンカリウム鋼板を自然石粒付き鋼板としてお話をしていきましょう。
ジンカリウム(自然石粒付き)鋼板屋根は、その優れた性能から多くのメリットがあります。
ここでは、主なメリットについて詳しく解説していきます。
1:耐久性
ジンカリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛の合金で、サビに強く、耐久性に優れています。
さらに、石粒コーティングによって、傷つきにくく、紫外線や雨風にも強いという特徴があります。
そのため、一般的な瓦屋根やスレート屋根と比べて、長寿命で、メンテナンスの手間も少なくて済みます。
2:メンテナンス性
ジンカリウム(自然石粒付き)鋼板屋根は、表面に石粒がコーティングされているため、塗装の必要がありません。
そのため、瓦屋根やスレート屋根のように、定期的な塗装メンテナンスを行う必要がなく、ランニングコストを抑えられます。
3:断熱性
石粒コーティングは、熱を反射する効果があり、夏は室内の温度上昇を抑え、冬は暖気を逃がしません。
また、屋根材と下地材の間に空気を溜めることで、さらに断熱効果を高められます。
4:耐震性
ジンカリウム(自然石粒付き)鋼板屋根は、瓦屋根やスレート屋根と比べて軽量であるため、地震による建物への負担を軽減できます。
そのため、耐震性を高める効果が期待できます。
5:防音性
石粒が音を吸収するため、雨音や風音が室内に響きにくく、静かな住環境を実現できます。
6:防火性
ジンカリウム(自然石粒付き)鋼板は、不燃材なので、火災に強いというメリットもあります。
□まとめ
今回は、ジンカリウム鋼板屋根のメリットについて紹介しました。
ジンカリウム鋼板はガルバリウム鋼板とほぼ同じであり、石粒をコーティングした屋根のことをジンカリウム鋼板と呼ぶことがあります。
ジンカリウム鋼板屋根は、耐久性、メンテナンス性、断熱性、耐震性、防音性、防火性など、多くのメリットを備えた屋根材です。
ただし、価格が高く、施工技術が求められるため、事前にしっかりと情報を収集し、当社のような専門業者に相談することが大切です。
メリットとデメリットを比較検討し、ご自身の住宅に最適な屋根材を選んでください。
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