屋根の部位の名称を覚えよう!軒先や棟などの屋根構造を理解する!
家のリフォームや建て替えを検討している、DIYで屋根の修理をしたいなど、屋根構造について知りたいと思っているあなた。
屋根の構造について詳しく知りたい、屋根の部位名称を正しく理解したい、屋根の修理やリフォームの際に役立つ知識を身につけたいと考えているのではないでしょうか。
この記事では、屋根の部位名称を解説することで、屋根構造を理解しやすくします。
屋根に関する用語を理解することで、リフォームや修理の際にスムーズなコミュニケーションを図ることができるようになりましょう。
□屋根の部位の名称を解説
屋根の構造は、一見複雑に見えますが、それぞれの部位が役割を持って組み合わさって構成されています。
屋根の部位を理解することで、構造全体の仕組みがわかりやすくなり、修理やリフォームの際に役立つ知識となります。
1:棟(むね)
棟は、屋根のてっぺん部分を指します。
棟に設置する木材を棟木(むなぎ)といい、それを設置することを棟上げ(むねあげ)または上棟(じょうとう)と言います。
上棟したら家づくりのひとつの区切りとして、「上棟式(じょうとうしき)」などの行事を行います。
2:軒先(のきさき)
軒先とは、屋根が建物から突き出ている部分を指します。
軒先の先端についている、雨水を受けるものは、雨樋(あまどい)と言います。
3:鼻隠し(はなかくし)
鼻隠しとは、軒先に付ける小口をふさぐ板のことです。
小口とは、平らな材料や部材の側面のことを言います。
鼻隠しの役割は、軒先の端を保護し、見た目を美しくすることです。
4:けらば
けらばは、軒先と反対側の屋根の端の部分を指します。
軒先とけらばは、対義語の関係にあります
5:破風(はふ)
破風は、けらばの小口を隠す板のことです。
破風板(はふいた)と呼ぶこともありますが、同じ意味です。
破風の役割は、けらばの端を保護し、見た目を美しくすることです。
6:軒天(のきてん)
軒天は、軒の天井部分を指します。
軒天には、屋根裏の換気を目的として、たくさんの穴が開いた有孔(ゆうこう)ボードが使われることが多いです。
7:庇(ひさし)
庇は、玄関などに設ける小さな屋根のことです。
庇は、雨風から玄関を守る役割を果たします。
8:ハゼ
ハゼとは、金属屋根の金属板と金属板のジョイント部分を言います。
ハゼを立たせた縦ハゼ葺き(たてはぜぶき)というのが一般的で、外壁にも使用されます。
9:葺く(ふく)・~葺き(ぶき)
葺くとは、屋根材を張ることを意味します。
瓦葺き、金属板葺き、スレート葺きなど、屋根材の種類によって呼び方が変わります。
□屋根構造の修理が必要な3つの事例を紹介
屋根構造の修理が必要となる事例は、様々です。
ここでは、代表的な3つの事例をご紹介します。
1:屋根が波打っている
屋根が波打っている場合は、野地板や垂木が腐っている可能性があります。
野地板や垂木が腐ると、屋根の強度が弱くなり、波打ってしまうのです。
この状態を放置すると、雨漏りや屋根の崩落につながる可能性があります。
2:軒が下がっている
軒が下がっている場合は、垂木が腐っている可能性があります。
垂木が腐ると、強度が弱くなり、屋根材や積雪などの重みで軒が下がってしまいます。
軒が下がると、見た目が悪くなるだけでなく、雨漏りや屋根の崩落につながる可能性があります。
3:複数箇所から雨漏りしている
複数箇所から雨漏りしている場合は、ルーフィングの劣化が考えられます。
ルーフィングは、屋根材の下に敷かれる防水シートです。
ルーフィングが劣化すると、防水性能が低下し、雨水が浸入しやすくなります。
雨漏りを放置すると、建物内部の腐食やカビの発生につながる可能性があります。
□まとめ
この記事では、屋根の部位の名称を解説し、屋根構造の修理が必要となる3つの事例を紹介しました。
屋根構造を理解することで、修理やリフォームの際に必要な知識を得ることができ、スムーズなコミュニケーションを図ることができるようになります。
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