トタンとガルバリウム鋼板の違いを解説!屋根材選びの疑問を解決
□トタンとガルバリウム鋼板の違いを徹底解説!
トタンとガルバリウム鋼板は、どちらも金属製の屋根材としてよく使われますが、耐久性、防錆性、価格、外観など、様々な違いがあります。
ここでは、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく解説していきます。
1:耐久性の違い
ガルバリウム鋼板は、トタンに比べて耐久性が高いのが特徴です。
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛の合金でコーティングされているため、トタンよりも腐食に強く、長持ちします。
トタンは亜鉛のみでコーティングされているため、ガルバリウム鋼板よりも錆びやすく、定期的なメンテナンスが必要です。
2:防錆性の違い
ガルバリウム鋼板は、トタンよりも防錆性に優れています。
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛の合金でコーティングされているため、トタンよりも腐食に強く、錆びにくくなっています。
特に、ガルバリウム鋼板は「犠牲防食作用」と呼ばれる効果によって、傷ついても錆びにくいという特徴があります。
犠牲防食作用とは、ガルバリウム鋼板の表面に傷がついた場合、アルミニウムと亜鉛が鉄よりも先に溶け出して、鉄を腐食から守る効果です。
3:価格の違い
ガルバリウム鋼板は、トタンよりも高価です。
これは、ガルバリウム鋼板はトタンよりも製造工程が複雑で、材料費も高いためです。
しかし、ガルバリウム鋼板は耐久性が高く、長持ちするため、トタンよりもメンテナンス費用が抑えられる場合があります。
4:外観の違い
ガルバリウム鋼板は、トタンよりも外観のバリエーションが豊富です。
ガルバリウム鋼板は、様々な色やデザインの製品が販売されています。
一方、トタンは、シンプルなデザインの製品が多いです。
□トタンとガルバリウム鋼板の見分け方
トタンとガルバリウム鋼板は、見た目だけでは見分けが難しい場合があります。
しかし、いくつかのポイントを押さえることで、見分けることができます。
1:サビの状況
ガルバリウム鋼板は、トタンよりもサビにくい素材です。
そのため、屋根にサビが発生している場合は、トタンの可能性が高いと言えます。
ガルバリウム鋼板はサビにくい素材ではありますが、傷などが付くとサビが発生する可能性があります。
もし、ガルバリウム鋼板の屋根にサビが発生した場合でも、トタンに比べてサビの進行が遅く、穴が開きにくい特徴があります。
2:表面の光沢
ガルバリウム鋼板は、トタンよりも表面に光沢があります。
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛の合金でコーティングされているため、表面に光沢があります。
一方、トタンは、亜鉛のみでコーティングされているため、表面はマットな仕上がりになっています。
3:設置時期
トタンは、1953年(昭和28年)頃から安定供給されるようになりました。
一方、ガルバリウム鋼板は、1982年(昭和57年)頃から販売されるようになりました。
そのため、1982年より前に設置された屋根は、トタンの可能性が高いです。
4:見積書や図面
屋根の工事の見積書や図面があれば、トタンかガルバリウム鋼板かが分かる場合があります。
見積書や図面には、屋根材の種類が記載されている場合があるので、確認してみましょう。
□まとめ
トタンとガルバリウム鋼板は、それぞれメリット・デメリットがあります。
耐久性や防錆性、価格、外観などを考慮して、自分のニーズに合った屋根材を選びましょう。
ガルバリウム鋼板は、耐久性や防錆性に優れているため、長持ちする屋根材を探している方におすすめです。
一方、トタンは、ガルバリウム鋼板よりも価格が安いので、コストを抑えたい方におすすめです。
また、トタンはガルバリウム鋼板よりもデザインのバリエーションが少ないので、シンプルなデザインの屋根材を探している方におすすめです。
屋根材選びは、家の寿命に大きく影響する重要な選択です。
この記事を参考にして、最適な屋根材を選んでください。
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