屋根カバー工法の種類と特徴!選び方のポイントも解説
家のリフォームを考えている皆さんは、屋根のカバー工法について悩んでいるかもしれません。
屋根カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねて施工する工法で、既存の屋根を撤去するよりも費用を抑えられます。
しかし、屋根カバー工法には様々な種類があり、それぞれの特徴やメリット・デメリットがあります。
この記事では、屋根カバー工法の種類と特徴、選び方のポイントをわかりやすく解説することで、最適な屋根カバー工法を選択できるようになるための情報を提供します。
□屋根カバー工法の種類と特徴
屋根カバー工法は、大きく分けて2つの種類があります。
1:防水性能が向上するカバー工法
このタイプのカバー工法は、既存の屋根の上に防水シートを新たに施工することで、防水機能を向上させることを目的としています。
既存の屋根の防水シートが劣化していたり、破損している場合でも、新しい防水シートを施工することで、より高い防水性能を実現できます。
また、金属屋根などの軽量な屋根材を葺くことで、既存の屋根への負担を軽減することもできます。
2:美観目的のカバー工法
このタイプのカバー工法は、既存の屋根を覆うことで、見た目を美しく改善することを目的としています。
既存の屋根の色や素材に飽きてしまった場合や、老朽化した屋根を新しくしたい場合に有効です。
防水機能の向上は期待できませんが、既存の屋根材を生かしつつ、手軽に屋根の印象を変えることができます。
□屋根カバー工法で活用する屋根材の種類と特徴
屋根カバー工法でよく使われる屋根材には、ガルバリウム鋼板、ジンカリウム鋼板、エスジーエル鋼板などがあります。
これらの屋根材はそれぞれ特徴が異なりますので、あなたのニーズに合わせて最適な屋根材を選ぶ必要があります。
1:ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛を混合した合金でメッキされた鋼板です。
耐久性が高く、軽量で加工しやすいことから、屋根カバー工法で広く利用されています。
また、ガルバリウム鋼板は錆びにくく、耐候性にも優れているため、長期間にわたって美観を保つことができます。
ただし、薄い素材であるため、強風や雹などの影響を受けやすい点は注意が必要です。
2:ジンカリウム鋼板
ジンカリウム鋼板は、ガルバリウム鋼板よりもさらに耐久性が高い鋼板です。
表面にガラス質のコーティングが施されているため、色あせしにくく、塗装によるメンテナンスが不要です。
また、断熱性や耐震性、防音性、防火性にも優れており、住宅の性能向上に貢献します。
ただし、ガルバリウム鋼板に比べて価格が高く、国産の製品が少ない点はデメリットです。
3:エスジーエル鋼板
エスジーエル鋼板は、ガルバリウム鋼板よりもさらに耐久性が高い鋼板です。
アルミニウムと亜鉛に加えて、マグネシウムも配合されているため、錆びにくさがさらに向上しています。
塩害の影響を受けにくいことから、沿岸部などでの使用にも適しています。
ただし、ガルバリウム鋼板やジンカリウム鋼板に比べて、まだ普及が進んでいないため、価格が高くなる傾向があります。
□まとめ
屋根カバー工法は、既存の屋根を撤去せずに、防水性能や美観を向上させることができる有効なリフォーム方法です。
しかし、様々な種類があるため、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、最適な屋根カバー工法を選択することが重要です。
今回の記事が、あなたの屋根リフォームの参考になれば幸いです。
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