屋根のおすすめの色！外壁との相性や面積効果を考慮して失敗しない色選び

更新日 : 2024.09.01

これから家を建てる、もしくは屋根の塗装を検討している皆さん。
おしゃれで機能的な家を建てたいと考えているのではないでしょうか。

屋根は家の顔とも呼ばれ、外観に大きな影響を与えます。
せっかくのマイホーム、理想通りの外観にしたいですよね。

しかし、屋根の色選びは、外壁との相性や面積効果、遮熱効果など、考慮すべきポイントが多く、なかなか決められない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、屋根の色選びのポイントを4つ解説し、外壁との相性や面積効果、遮熱効果などを考慮した上で、失敗せずに最適な色を選ぶことができるようにサポートします。

□屋根の色選びのポイント4つ

屋根の色を選ぶ際に考慮すべき4つのポイントは以下のとおりです。

1:外壁との相性

屋根の色は、外壁の色とのバランスが非常に重要です。
外壁の色と屋根の色が調和することで、家の外観に統一感が生まれます。
反対に、外壁の色と屋根の色が全く異なる場合、せっかくの家がチグハグな印象になってしまい、せっかくのこだわりが台無しになってしまう可能性も。

例えば、外壁が白や薄いグレーの場合、屋根は濃いグレーや黒にすることで、メリハリのある外観に仕上がります。
逆に、外壁が濃い色の場合は、屋根は白や薄いグレーにすることで、軽やかな印象になります。

2:面積効果

面積効果とは、色の見え方は面積によって変化するというものです。
同じ色でも、面積が大きいほど明るく見え、面積が小さいほど暗く見えがちです。

屋根は家の大きな部分を占めるため、面積効果を考慮しないと、実際に塗った色とイメージが異なる可能性があります。
例えば、明るい色の屋根を希望する場合、面積効果によって実際よりも明るく見えてしまう可能性があります。
そのため、明るい色の屋根を選ぶ場合は、少し暗めの色を選ぶことをおすすめします。

3:屋外での色の見え方

屋根は屋外に設置されるため、屋内で見る色と屋外で見る色では見え方が大きく異なります。
特に、日差しや天候によって色の見え方は変化します。
晴れた日には明るく見え、曇った日には暗く見えがちです。
また、太陽光の下で見る色と、室内照明の下で見る色でも見え方が異なります。
そのため、屋根の色を選ぶ際は、必ず屋外でサンプルを確認することをおすすめします。

4:遮熱効果

屋根は、太陽からの熱を直接浴びる場所です。
特に夏場は、屋根の温度が上昇し、室温にも影響を与えます。
そのため、遮熱効果の高い屋根材や塗料を選ぶことが重要です。

一般的に、明るい色は暗い色よりも遮熱効果が高いと言われています。
しかし、遮熱効果の高い塗料を選ぶ場合は、色によって効果が異なる場合もあるため、事前に確認するようにしましょう。

□おすすめ屋根の色4選

外壁との相性や遮熱効果などを考慮した上で、おすすめの屋根の色を4色紹介します。
それぞれの色の特徴やメリット、デメリット、相性の良い外壁色などを具体的に解説します。

1:ブラック

ブラックはどんな色にも合わせやすい万能カラーです。
暖色・寒色どちらにも合わせやすいので、多くの方に選ばれています。
ブラックのメリットとしては、どんなスタイルの住宅にも合わせやすく、重厚感のある外観に仕上がること、そして色あせが目立ちにくい点があります。
しかし、デメリットとして遮熱効果が低いことが挙げられます。
ブラックの屋根と相性の良い外壁色は、ホワイトやベージュです。

2:グレー

グレーはブラックほど重くはないけど、シックな雰囲気を演出できる色です。
シンプルな外観を好む方におすすめの色です。
グレーのメリットには、ブラックの屋根よりも遮熱効果が高いこと、汚れが目立ちにくいこと、そして比較的どんな色の外壁にも合わせやすいことが含まれます。
しかし、デメリットとしては個性的ではないことが挙げられます。
グレーの屋根と相性の良い外壁色は、ホワイトやクリームです。

3:ブラウン

ブラウンは落ち着いた雰囲気で、どんな街並みにも馴染みやすい色です。
ダークブラウンならシックな雰囲気に、赤みのあるブラウンならオリジナリティのある雰囲気を演出できます。
ブラウンのメリットとしては、近隣住宅との調和を取りやすいこと、汚れが目立ちにくいこと、そして色味を変えて好みの雰囲気に合わせられることが挙げられます。
しかし、デメリットとして個性的ではないことがあります。
ブラウンの屋根と相性の良い外壁色はベージュです。

4:グリーン

グリーンはナチュラルで落ち着きのある色です。
自然の多い環境にもマッチし、おしゃれな外観に仕上がります。
グリーンのメリットには、比較的どんな色の外壁にも合わせやすいこと、個性的でおしゃれな外観に仕上がること、そして欧風や米国風の雰囲気を演出できることが含まれます。
しかし、デメリットとして色味がぼやけてしまう可能性があることがあります。
グリーンの屋根と相性の良い外壁色は、ホワイトやベージュです。