屋根葺き替えの費用相場!費用内訳と種類別価格を解説!
屋根の葺き替えは住宅の長寿命化に欠かせない重要な工事です。
既存の屋根材をすべて取り除き、新しい屋根材に交換することで、防水性、耐震性、そして耐久性を大幅に向上させることができます。
しかし、屋根の葺き替えは重ね葺き(カバー工法)に比べて費用が高くなるため、その詳細を知ることは大切です。
今回は、屋根葺き替えの概要と費用相場について詳しく解説します。
□屋根葺き替えとは?
屋根の葺き替えとは、既存の屋根材を完全に剥がし、新しい屋根材に交換する工事のことを指します。
この工法は屋根全体をメンテナンスするため、防水性や耐震性を向上させる効果があります。
屋根の葺き替えとは、既存の屋根材を完全に剥がし、新しい屋根材に交換する工事のことを指します。
この工法は屋根全体をメンテナンスするため、防水性や耐震性を向上させる効果があります。
1:屋根の葺き替えのメリット
屋根葺き替えの最大のメリットは、屋根全体の状態を確認できることです。
屋根の下地部分までしっかりとチェックし、必要な修繕を行うことで、建物全体の寿命を延ばすことができます。
特に、下地の防水シートが傷んでいる場合、重ね葺きではその異常に気づかず、将来的な雨漏りの原因となることがあります。
葺き替え工事ではこのような問題も同時に解決できます。
2:防水性・耐震性の向上
屋根材をすべて交換するため、新しい防水シートや最新の屋根材を使用でき、防水性が大幅に向上します。
また、軽量な屋根材に交換することで建物全体の重量が軽くなり、耐震性も向上します。
特に古い瓦屋根からスレートやガルバリウム鋼板に変更する場合、耐震性の向上が期待されます。
3:屋根の寿命を延ばす
葺き替えにより、屋根全体のメンテナンスが行われるため、屋根の寿命が大幅に延びます。
定期的な点検とメンテナンスを行うことで、長期間にわたり安心して暮らせる住宅を維持することができます。
□屋根葺き替え費用の相場と内訳
屋根葺き替えの費用は、使用する屋根材や工事の内容によって大きく変動します。
一般的な30坪住宅の場合、費用は140万円~200万円が相場です。
*屋根材別の費用相場
屋根材の種類によって費用に違いがあります。
例えば、スレート屋根の葺き替えは約150万円、金属屋根(ガルバリウム鋼板)では約160万円、石粒吹きガルバリウム鋼板(ジンカリウム鋼板)では約190万円が相場となります。
和瓦への葺き替えは約220万円と高めになります。
*工事費用の内訳
屋根葺き替え工事の費用内訳は、以下の通りです。
1:足場費用
高所作業用の仮設足場設置には、700円~1,000円/平方メートルが必要です。
2:養生費用
飛散防止用の養生シートがけには、200円~300円/平方メートルがかかります。
3:既存屋根の撤去費用
元の屋根材を撤去する費用は、1,200円~2,000円/平方メートルです。
4:下地(野地板)の補修費用
下地木材の補修には、2,000円~3,000円/平方メートルが必要です。
5:防水シートの敷設費用
下地の上に防水シートを敷設する費用は、600円~1,000円/平方メートルです。
6:新しい屋根材の材工費
防水シートの上に新しい屋根材を設置する費用は、【和瓦】9,000円~15,000円/平方メートル、【スレート】4,500円~6,500円/平方メートル、【ガルバリウム鋼板】6,000円~9,000円/平方メートルです。
7:その他の費用
棟の設置費は2,000円~3,000円/m、軒先やケラバの設置費は1,500円~2,000円/mとなります。
アスベストの撤去が必要な場合、別途10万円~30万円の費用がかかります。
□まとめ
屋根の葺き替えは、既存の屋根材をすべて取り除き、新しい屋根材に交換することで、住宅全体の耐久性、防水性、耐震性を向上させる重要な工事です。
費用は140万円~200万円が相場ですが、屋根材の種類や工事内容によって変動します。
定期的なメンテナンスと適切な工事により、住宅の長寿命化を図り、安全で快適な暮らしを維持しましょう。
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