石岡市で屋根塗装。タスペーサーで雨漏り対策!
こんにちは、霞美装です!
石岡市にある築25年の塗装現場でおこなった作業の様子をご紹介しています。
前回は足場を組んで、高圧洗浄をおこなっていきました。
高圧洗浄による水分の乾燥時間を設け、今回は塗装による雨漏りを防ぐためにタスペーサーの挿入と、屋根の棟板金の塗装をしてきます。
塗装をしたら雨漏りしちゃう?!対策にタスペーサー!
車に積まれたダンボール、これから使う「タスペーサー」が入っています。
よくみるとダンボールには「平板屋根材再塗装時の縁切り部材」とありますね。
屋根塗装の縁切り作業は昔からありました。
縁切りというと神社のほうが身近かもしれませんね。
塗装職人で縁切りときくと、まっさきにスレート屋根のタスペーサーが連想されます(笑)
さて、ではこの縁切りとはどんな作業でしょうか?
こちらの図は屋根塗装の際におこなう縁切りが不充分だと、雨漏りが起きてしまうメカニズムをかいたものです。
茶色い部分は屋根の下地、黒いのはスレート屋根板、赤いのは塗料です。
スレート屋根に塗装をおこなうと、塗膜が屋根板と屋根板をくっつけるような形で形成されます。
隙間は空いてないほうがいいんじゃないの?と疑問に思うかもしれません。
図の上の方をご覧いただくとわかりやすいと思います。
もともと屋根板には隙間があり、雨水や風の通り道として使われています。
通り道が塞がれてしまうと、排出されない雨水が釘を伝って家の内部に入っていくとありますね。
昔はタスペーサーという道具はなく、塗料が乾燥してからカッターなどで切り込みを入れていました。
屋根板はたくさんあります。
作業内容と時間・・・想像いただけたでしょうか。
かなりの日数がかかっていました。
また、作業によるトラブルもありました。カッターで関係ない箇所を切ってしまうことです。
余計な切込みを補修するためにまた時間がかかっていました。
また切り込みが不十分な場合は図のように雨漏りの原因にもなりました。
それをなんとかしようと開発されたのがタスペーサーです。
はじめに隙間を作り、塗装をしても通り道を塞がない充分な隙間をつくれるようになりました。
差し込むだけなので、作業時間も短縮されました。
イコールお客様が払う費用も抑えることができました。
雨漏りも起こる確率がぐんと減り、工数も費用も抑えることが出来たありがたい道具です。
霞美装では、タスペーサーは屋根板1枚につきタスペーサーを2枚差し込んでいます。
確実に雨漏りを防止するために、これだけは徹底しています。
相見積もりを取った際に、他社より見積もりが安い場合
使われているタスペーサーの枚数を確認したほうがいいです。
安く施工をしてもらって、後に雨漏りが起きて結局高くついたなんてならないように
よく検討をしていきましょう。
霞美装は相見積もり歓迎です。
高くない買い物、いろんな意見を聞いて納得した上で施工をしてください。
一般的なスレート屋根のサイズは幅91cm×高さ41.4cmです。
一枚の屋根板に対し、雨漏り防止のためのタスペーサーを2枚使っています。
棟板金の塗装
石岡市の屋根塗装現場。
スレート屋根板の塗装の前に、棟板金と雪止め金具の塗装をおこないました。
棟板金と雪止め金具は金属製のため、スレート屋根につかう塗料とは別の塗料を使っていきます。
素材によって最適な塗料は異なり、合わない塗料だと剥離や雨漏りなどのトラブルに繋がるため
霞美装では素材にあった塗料を使用していきます。