軽量鉄骨造スレート葺のアパートの現場調査をおこないました。
今回、外壁の塗装をおこなうアパートです
こんにちは、霞美装です。今回はアパート1棟の外壁塗装工事をおこないます。
こちらが、つくば市のアパートで、軽量鉄骨造スレート葺です。
1階は薄い緑色、2階は白のツートンカラーの外壁です。遠くから見ていると、一見外壁や屋根に問題点はなさそうですね。さっそく、現場調査を開始したいと思います。
アパート塗装現場の現地調査、全体的にくすんでいるのがわかります。
屋根の状態です。屋根の頂点部分の棟板金が外れて無くなってしまっている部分、スレート屋根が劣化して変色しています。
表面が劣化し防水性が失われると水を含みやすい状態になり苔が発生しやすい環境になってしまいます。
美観と防水性の観点からも苔を洗い流し、塗装をおこなう必要があります。
外壁の様子をチェックします!
こちらの写真では、外壁ボードの表面が剥がれてしまっています。
塗膜で覆われていない外壁ボードは、雨水を吸い込みやすい状態なので、塗装をおこなう必要があります。
アパートの現地調査、外壁ボードとボードの目地を埋めているシーリングの状態です。
細かいひび割れが起きています。シーリングの右上の方は外壁から剥がれてしまってる状態です。
この状態ではシーリングの役割を果たしていません。劣化しているシーリングを撤去し、打ち換えをおこなう必要があります。
赤外線サーモグラフィーで外壁の温度を可視化!
シーリングの劣化が起きている外壁の状態を赤外線サーモグラフィーで温度を可視化してみましょう。
秋口だというのに外壁の表面温度は高く赤色で表示されています。
遮熱性の高い塗料で塗装することで、外壁の温度上昇を抑えることができます。
少し低い温度の黄色の表示の外壁の下の部分は、劣化したシーリング部分から雨水が侵入している可能性があります。
付帯部の状態を確認します
アパート塗装現場の現地調査。
こちらは、2階の雨樋の状態です。白い雨樋に苔が付着して緑とも茶色とも言えない色に変色してしまっています。よく見ると雨樋が歪んでいるようです。
こちらは、雨樋と通路の天井の状態です。下から見ても雨樋には苔が確認できます。天井も汚れて白がグレーのように見えています。
金属部分で発生したサビが雨で流れ、外壁を汚してしまっています。
丸柱の塗膜が劣化して剥がれてしまっています。こちらも塗り替えが必要です。
アパート塗装現場の現地調査、階段の状態です。
吹きさらしの状態なので、踏み面が苔やカビなどの汚れが付着し、黒ずんでしまっています。よく見ると、蹴込板がひび割れ穴が開いてしまっています。穴は補修し、汚れは高圧洗浄で洗い流します。
スレート屋根、外壁共に10年から15年で塗り替えが必要と言われています。
スレート屋根も外壁で使用している窯業系サイディングの外壁ボードも塗膜が剥がれてしまうと、雨水を吸い込みやすいので塗膜が脆くなる前に塗装が必要です。普段なかなか確認できない屋根や外壁の状態をプロの目できちんと確認してみてはいかがでしょうか。
霞美装では見積もり書・点検・調査報告書の作成は無料でおこなっております。
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